昨夜は今年で3回目となった、J.S.バッハ 無伴奏シャコンヌの夕べが開催されました。
元はといえば、伽藍Barの入っているビルのオーナーが、お客さんの引けた時間帯にいらしては「シャコンヌを聞かせてくれ」とせがむので、you tubeで検索してかけてあげていたら、この約15分のアカペラ演奏にわたしもすっかり魅了されてしまい、元はヴァイオリン曲であるのだが、プゾーニという人がピアノ曲にアレンジしたものが素晴らしく、また、クラシックギターやチェロや、様々な楽器で演奏されていることを知り、いろんな楽器でシャコンヌを聞き比べるライブをやったら面白いかなーと勝手にわたしが考えて企画したものです。
mixiにシャコンヌのコミュニティがあり、シャコンヌマニアっているもんなんだなーと感心。
そこで出演者を募ったところ、ヴィオラ、ギター、ピアノの奏者が見つかったのでした。
2回目は、第1回目でお客さんとしていらしていたギタリストの主催で、ギターとリュート、ウクレレも加わって、シャコンヌだけでないバッハの夕べとなりました。飛び入り参加もたくさんあり、和気あいあいとクラシックギターの会という感じ。
そして今年もそのギタリストさんの主催で、バロックバイオリン、ギター、ピアノが揃い、そしてウクレレでのシャコンヌ、リュートのシャコンヌの解説つき一部演奏、ギターやバイオリンの飛び入りなど盛りだくさんの会となりました。
バイオリン、ギター(女性)はプロの方がいらしてくださって、本当にシャコンヌって難しい曲なんだなーと改めて思いました。ピアノは、なんと、ブラームスによる左手だけのアレンジ。
リハーサルのときには全然気づかなかったんです。本番で、「左手だけを使います」とおっしゃっていたけど信じていなかった。確かにどうも譜面をめくるのに余裕でやってるなーと思っていたんだけど、カウンター内から覗き込んでみると、本当に右手はお膝の上でした。
ブラームスが、右手を痛めた奥さんのためにアレンジしたものなんですって。
確かに元はバイオリン曲でほとんど単音しか使ってないのですから、より原曲に忠実なアレンジなんだと。
わたしもやってみようかな!左手だけのシャコンヌ。一生かけてちょっとずつ、ライフワークとして。
おばあちゃんになった頃、この曲だけ完璧に弾けたらすごいよね!
シャコンヌだけを聞くライブなんて、世界中に伽藍Barでしかないって、大袈裟に褒められたイベントでございました。
出演者の皆々様、主催者の神谷さん、どうもありがとうございました。
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