読書ざかり 銀座 伽藍Bar 店主のブログ

最近の読書は専ら三島由紀夫全集。図書館の書庫から出して来てもらう、古くて分厚くて旧仮名遣いの読み応えある作品集です。

これがまだたったの2冊目、10作品足らず。全36巻もあるというのだから、嬉しくなる。読んでも読んでもなくならない。

それにしても、作品を数多く残していば、駄作というものがあっても良いものだが、三島作品は、どれもこれも美しく感慨深い日本語がこれでもかと言わんばかりに散りばめられていて、なぜ、これらを青春時代に読まなかったのかと自分を責めたくなる。

こんな言い回しをもっとたくさん引き出しに持っていれば…!

ともかくうっとりしながら、毎日の読書タイムが長引くわけです。たいていお風呂ですけど。(風呂の蓋をしっかり閉めた半身浴なので、水濡れも、のぼせることも心配無用です)

そして合間合間に現代書籍を読むのですが、先日FBで紹介した、わたしが稚拙な小説を書かせていただいていた写真同人誌「DRUG(ドルーク)」の編集長が最近出した「実録・中国投資家地獄巡り」などは、ゴルフのため実家方面へ向かう始発電車で読了してしまうという速読ぶりで、たぶん今話題の村上春樹の新刊など、半日は持たないだろう。(このレビューがめちゃくちゃ面白くて、本文は読む気にもならんですがね。)

ヘンシューチョーの本は読了後、なんとも言えない切ない気持ちになりましたが。。。(いろいろな出来事を逐一聞かせてもらっていた実話中の実話なので)

いまは、先週出版記念パーティーにもお伺いさせていただいた山本悦夫氏の「蛇とニーチェ」。自費出版で100万冊?を狙っているそうなので、微力ながら応援させていただきます。

わたしがバーテンダーの修行をしていたのは20代前半の頃ですが、マスターが気難しく哲学的な人で、ニーチェを読めというから読み始めたらハマったんですよね。。。

二十歳そこそこの娘にツァラトゥストラはかなりの刺激でありました。わたしの人生に於いて、それは事件でした。

それからわたしの人生はおかしな方向へ行ってしまったように思われますが、マスターと出会ったことでニーチェや宗教哲学や精神世界のことを学べたのは、全部くっそくだらねー!!パンク!!(ロックでもいーけど)とか思っていたわたしには、救済に値するものがありました。。。(いまも思ってるっちゃ思ってるけど)

そんなニーチェを探った山本さんの旅、これから読み進めるのが楽しみですね。

霞山会館でのパーティーは、平均年齢70は余裕超えの、司会者が止めても止まらない長いお話や、近隣の方の食べこぼし介護つきの愉快なパーティーでした。もう四十路になろうとする自分が、ちっちゃい子供のようでした。

わたしたちがその年齢に到達する頃に、ニーチェを論じたり、宗教団体員でもないのに神を論じたりできる人がちゃんといるかな、と将来を案じる気持ちになりましたね。

氏の作品を読み終えたら、きっとまたニーチェを読み返すに違いない。

ベランダ読書も良い季節になりましたね。

 

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